【シーズン15使用構築】ゲコゲンコントロール【最高2112】

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  【構築経緯】

滅びの歌メガゲンガーを軸に構築を組み始めた。
取り巻きを決めていく際、ゲンガーを安全に着地させるための対面操作が重要であると考えた。
そこで、トビゲンの形が適していると考え、対面操作が可能な霊獣ランドロスカビゴンを採用した。
しかし、環境におけるカビゴンの個体数増加によりメタが激しくなったため、カビゴンの初手性能が以前より落ちていることが懸念点であった。
それを解決するため、カビゴンとは別で初手に置いても出し負けしづらく、対面操作技で後ろに繋ぐことができるポケモンを探した。
悩んでいた時に、神崎蘭子ポケさんの構築記事を拝見し、「最速と準速の間にSラインを設定した襷激流ゲッコウガの存在を知った。そして、試験的に採用してみたところ使用感が良かったため固定した。

cluclupoke-perorimu.hatenablog.com

*掲載の許可をして頂いた神崎蘭子ポケさん、ありがとうございます。
次に、襷ゲッコウガと相性がいいZ持ちのミミッキュを採用し、対面的な選出も積極的にできるようになった。
 ここまでの並び
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ここまでで重い並びが、メガミミロップ軸、追い打ち持ち(バンギラスベトベトン)がいるサイクル、レヒレカグヤ、ナットレイ絡みだった。
中盤までは、上記の重い並びに強く、メガゲンガーを出せない構築に出せるメガメタグロスを採用し、ミミッキュはゴーストZで用いていた。
終盤は、苦手としていたメガリザードンYの並びやレヒレ入りのマンダ軸が増え、中盤構築のままでは勝てないと感じたため、上記の重い並びを軸と合わせて見ることができ、環境に多いと感じた並びに有利に出られる炎Zアーゴヨンを採用した。
それに伴い、カビゴンの処理ルートが減ったため、ミミッキュの型を挑発持ちのミミッキュZに変更した。

 

【個体紹介】*採用順で紹介
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ゲンガー@ゲンガナイト
性格:臆病
特性:呪われボディ→影踏み
実数値:165(236)-63*-102(12)-191(4)-116(4)-200(252+) *A0個体
技構成:シャドーボール/滅びの歌/守る/道連れ
H-B
・A156ミミッキュの+2「影打ち」 確定耐え
H-D
・C161カプ・レヒレの「水Zハイドロポンプ」 12/16耐え

 構築の軸。このポケモンが動きやすくなるように、取り巻きのポケモンから展開することを心がけた。
理想は3:2、2:1の数的有利盤面を作りながら滅びの歌を駆使して詰める展開ではあるが、1:1性能を活かした有利トレードで対面的な動きもする。
調整に関して、ミミッキュの+2「影打ち」を受ける場面が多いためこれで問題ないと考えるが、2100帯での対戦でレヒレの水Zの乱数25%を引いたことがトラウマで、現在Dに振ることも一考している。(涙)

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霊獣ランドロス@フィラの実
性格:腕白
特性:威嚇
実数値:196(252)-165-156(252+)-x-101(4)-110* *S29個体
技構成:地震/岩石封じ/蜻蛉帰り/ビルドアップ
H-B
・A156ミミッキュの+1「ミミッキュZじゃれつく」 確定耐え
・B+1状態におけるA156ミミッキュの+3「ミミッキュZじゃれつく」 乱数50%1発

 ゲンガーと相性のいいクッション。岩石封じ+ビルドアップでミミッキュに対して切り返せるのが偉い。対メガボーマンダについて、龍舞恩返しの型なら後投げでも勝てるが、最近多いすてみタックル持ちには勝てないので、他で見ることを心がけた。

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カビゴン@食べ残し
性格:腕白
特性:免疫
実数値:257(172)-130-128(252+)-x-141(84)-50
技構成:恩返し/地震/欠伸/守る
H-B
・A227メガギャラドスの+1「滝登り」 残飯込みで2耐え
・A188メガミミロップの「飛び膝蹴り」 15/16耐え
H-D
・C200カプ・テテフのPF下「サイコキネシス」を2耐え

 あらゆるところからカビゴンメタの技が飛んでくるが、守るで様子見できるのが偉かった。回復ソースが残飯のみなので、欠伸を駆使してじっくり回復させながら後の展開に繋げることを心がけた。守るによるサイクルカットは、残飯カビゴンの型がすでに知られていることが多かったため決まりづらかったが、逆に蜻蛉帰りやボルトチェンジをなかなかされないので、カビゴンの体力を回復させやすかった。

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ゲッコウガ@気合の襷
性格:臆病
特性:激流
実数値:147-103*-87-155(252)-98(52)-184(204+)  *A31個体
技構成:波乗り/水手裏剣/冷凍ビーム/蜻蛉帰り
H-D
・C155ゲッコウガの「熱湯」36~42、「水Zハイドロカノン」89~105
S
・最速ジャローダ抜き調整のメガボーマンダを抜けるライン

 初手性能が元々高い襷激流ゲッコウガに、最速と準速の間の独自のSラインを設定したことで、ゲッコウガミラーで若干だが有利になった。

当初の調整は、控え目ゲッコウガの熱湯+水Zハイドロカノンを耐えるものを使っていたが、それが活きた場面が少なかったと感じたため、臆病の熱湯+水Zハイドロカノンを耐える調整に変更した。
熱湯ではなく波乗りを採用している理由としては、追加効果の火傷が後のカビゴンの欠伸展開を阻害するため、単純に威力が欲しい場面が多いためである。
また、元々冷凍ビームの枠を悪の波動で使用していたが、キノガッサがいる構築に対して初手で出し辛かったことやメガボーマンダに簡単に起点にされることが多かったため変更した。崩しに特化した型が環境に多かったため、ほとんどのメガボーマンダを冷凍ビーム1発で倒すことができた。
一方、Sラインについて、悪の波動採用時はメガルカリオ抜かれ調整で使用していた。技変更に伴い、大体の速い調整メガボーマンダ抜きまで上げた。
蜻蛉帰りの威力は全くないが、相手の様子を見ながら対面操作ができる。また、ゲンガーとの相性もgood。

 ゲッコウガミラーの動き
以下、H-B-D:147-88-91ゲッコウガ想定 

初手波乗りから入る
最速激流
波乗り+蜻蛉帰りでメガゲンガーシャドーボール圏内に入れながらゲンガーに繋げる。
準速激流襷
波乗り+波乗り+蜻蛉帰りで落としながらゲンガーに繋げる。
急所非考慮で波乗り×2で相手のゲッコウガを激流圏内に入れない確率は207/256≒81.6%
低確率で激流圏内に入れてしまうが、今回は目を瞑った。
波乗り+冷凍ビームだと激流圏内に入れずに済むが、蜻蛉帰りで落とせる圏内に入らないので、波乗り×2の動きを行う。
(元々採用されていた悪の波動があると、波乗り+悪の波動で綺麗に激流圏内に入れずに削れる。)
最速変幻自在
草結びの無い型は、激流波乗りor波乗り+水手裏剣で処理。
例外
最速変幻自在草結び持ち
蜻蛉帰り+ゲンガーのシャドーボールで落とす。
この動きは一度対戦した相手で、草結び持ちゲッコウガと分かっている場合のみ可能。 
*相手の熱湯による火傷もあるので、完全なミラーの解答ではないが、多少は有利になっていたと感じたので使い続けた。

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ミミッキュミミッキュZ
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
実数値:155(196)-143(156+)-119(148)-x-126(4)-117(4)
技構成:じゃれつく/影打ち/剣の舞/挑発
H-B
・A233メガバシャーモの「フレアドライブ」 15/16耐え
ステルスロック込みA207メガギャラドスの+1「滝登り」 13/16耐え 

カビゴンを強く意識して挑発を持たせた。Sラインをもう少しあげたほうがいいように感じた。調整は一考の余地がある。

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アーゴヨン@炎Z
性格:臆病
特性:ビーストブースト
実数値:148-x-93-179(252)-94(4)-190(252+)
技構成:流星群/ヘドロウェーブ/大文字/悪巧み
B<D
・DL意識
C
・171-141メガメタグロスへの「炎Z大文字」 確定1発 

補完枠。レヒレ入りのマンダガルド、レヒレカグヤ、レヒレグロスに有利を取るための炎Z。択製造機で、全く安定しなかった。変えたがったが、これ以上にいいポケモンが思い浮かばなかったため使い続けた。

 【結果】

TN ぬい 最高2112 最終2001

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 【感想】

最終日、レート2000帯でずっと戦えていたのですが、肝心なところで流れが来なかったです。
この構築は、相手の攻撃を受けてから立ち回りを考えることが多いので、自分の攻撃より受けの機会が増え、結果的に下振れしやすかったように感じます。
最後には負けが重なり、精神面で限界を感じたため朝8時の時点で撤退しました。
使いたかったポケモンで久々に2100に乗れて嬉しいですが、そこから勝ち切れなかったことは非常に悔しいです。
 S15お疲れさまでした。